ブライアンセミナー体験記 その1
今日は、先日お話しました、ブライアンセミナー(こんぱまる主催)についてお話したいと思います。

今回の講師であるブライアン・L・スピヤー(Brian L. Speer)先生は、アメリカヨーロッパ鳥専門医です。こんなお方です↓実際にお会いした印象は、青いシャツがお似合いだなぁ(笑)
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大阪会場は獣医師さんと一般の飼い主さんで満席でした。鳥さんと一緒に講義を受けられた方もいらっしゃいましたよ!講義はスライド形式、同時通訳で行われました。

内容については【鳥における感染症】についてということでしたが、約4時間の午前中の講義のうち、1時間は【毛引き症】についてのお話でした。
感染症についての知識はどちらかというと獣医師さん向けの傾向もあるかなと個人的には思っていたのですが、内容を聞いてみると、やはり一般の方も知っておくべき問題だと感じました。
一方、毛引き症については私もいろいろな鳥仲間さんがお悩みであることを存じておりますので、今日は毛引き症についてのお話をさせていただきたいと思います。

尚、ここに書く内容は私が個人的に記憶したものであり、その対象はオウム及びインコ全般であること、且つ講習を受けられた獣医師さんたちを対象とした発言もあって必ずしも飼い主だけで解決できることを前提にしたものではないということをご理解の上、少しでも参考になればと思います。

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【鳥における毛引き症について】

■自然界においては毛引き症という疾患はごくまれであり、その原因の多くはペットとして人間と生活する上において発生するものである。

■その原因は多くの場合、飼育環境に関連するものであるが、もちろん何らかの身体的疾患によるストレスによって発生しているケースも考慮しなければならない。

■獣医師が毛引き症を診断する場合は、次の点を確認し、問題を解決する方法を導き出すこと。(※この考え方は、お医者様に診断していただく上で飼い主が自主的に発言するためにも有効だと思われます)
1.毛引き症はいつから発生したか?(急性か慢性か)
2.毛引き症が発生した時期に環境の変化があったか?
3.毛引きを始めた原因について、飼い主に心当たりがないか?

■毛引きの原因となりうる環境変化の例
・飼い主の生活環境が変化した(日中家にいた方が仕事を初めて留守が多くなったなど)
・鳥の問題行動に対して飼い主が鳥に精神的ショックを与えるような注意の仕方をしてしまった
・新しい鳥をお迎えした
・病院へ行き、お薬(飲み薬、塗り薬)の処方を受けた

■その他毛引きの原因となりえること
・自然界では、鳥は食事のために一日の大半を費やしている。(種類にもよるが、一日6時間くらい費やす鳥もいる)
しかし、ペットとして飼われている鳥の食事に費やす所要時間はそれと比較して大変短い。(1時間以内)
自然界の鳥は毛引きをしている暇がないのである。

・鳥の発情の相手がつがいでない(人間、オモチャなど)場合、鳥にとってはその発情自体がストレスとなる場合がある。また発情は性ホルモンの分泌を促し、それが毛引きを誘発する可能性がある。

・特に、かゆみを伴う毛引きの場合は、身体的異常の可能性を疑うこと

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以上が講義の内容です。
このように、毛引き症は原因は多岐に渡り、ともすると複数の要因が組み合わさって発症している可能性もあります。とにかく、その治療法の一番の近道は原因を取り除いてあげることだそうです。本当に難しいですね。

ただ、確実に言えることは、毛引きの疑いがある場合はすぐに病院へ行くこと。毛引きは長引くほど原因の特定及び治癒が難しいそうです。


今日はこの辺りで終わりにしますが、次回は「それでは治すために飼い主に出来ることは?」というヒントを書こうと思います。

繰り返しになりますが、これは私が耳で聞いたお話ですので、実際に毛引きの疑いのある鳥さんは、自己判断せずに病院で的確な診断を受けてください。その時のための参考になれば幸いです。
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by cozakura-maio | 2007-06-21 21:10 | 愛鳥インフォメイション
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